Excelのショートカットキーまとめは、すでに多くの人が記事や動画で紹介してくれています。 しかし、SIer現場で実際によく使っているショートカットキーをまとめた記事は意外と少ない印象です。

そこでこの記事では、私自身が日常業務で使い続けている、厳選15個のショートカットキーをご紹介します。 また後半には、使わなくなったショートカットや、地味に役立つExcel周辺の小技についてもまとめました。

Excelでよく使うショートカット15選

ショートカットキー 機能
Ctrl + Space 列全体を選択
Ctrl + Shift + L フィルターの設定・解除
Alt + D + F + S フィルターを完全に解除
Ctrl + 矢印キー データの端まで一気に移動
Ctrl + Shift + 矢印キー 範囲を一気に複数選択
Ctrl + Home A1セルに移動
Ctrl + D 上のセルの内容をコピー
Ctrl + R 左のセルの内容をコピー
Alt + ↓ 上の入力候補を表示
Esc 編集モードや選択を解除
Tab 右隣のセルへ移動
Enter 下のセルへ移動
Ctrl + A → Ctrl + Shift + L 全範囲選択→フィルター一括設定
Alt + H + O + I 列幅の自動調整
Alt + H + O + A 行の高さの自動調整

あまり使わなくなったショートカット

便利ではあるけど、個人的に使用頻度が下がったものもあります。

  1. Shift + Space:行選択(半角モードでしか使えず不便)
  2. Alt + H + O + R:シート名変更(頻度が低い)
  3. Alt + H + O + T:シートタブの色変更(マウス操作の方が早い)
  4. Alt + H + F + C:文字色変更(最終的にカーソル操作が必要)

特にAlt系のコマンドは、覚えた頃に使わなくなるという落とし穴もあります。
業務で使う場面が明確にある場合のみ覚えるのがオススメです。

1は、半角モードの状態ではないと利用できないのが欠点です。それが面倒で使わない場合も多いです。 2,3は、シート名や色を頻繁に変える業務であれば有用ですが、そうでない場合はマウスで十分です。 私も一時的にそう言う処理を頻繁にしていた時期は使用していましたが、最近はシート名や色を変える機会がないことから、使用していないです。 加えて、使っていないと忘れやすいというのもポイント。

3,4に関して言うと、それらのショートカットで辿り着けるのはあくまで色を選ぶまでであり、その後カーソルキーで色を選ぶ必要があります。 そのため、結局マウスでやった方が早いのではないかと思い使わなくなりました。

小技:作業効率を上げる現場Tips3選

1. 編集権を奪わずに閲覧する方法(特に新人必須)

Excelを共有モードにすれば同時編集できますが、重くなったり不安定になったりするため、現場では避けられることも多いです。 そこで便利なのが、Excelファイルを右クリック>その他のオプションを確認>新規です。

これは、ファイルの編集権を奪って他人の作業を妨げないための基本マナーです。
個人的にコピー&ペースト並みに、研修中に教えられるべき内容だと思います。 ※この方法はWordやPowerPointでも応用できます。

2. F2キーの活用(ファイル名変更・セル編集)

  • エクスプローラーではファイル名変更
  • Excelではセル編集

どちらでも共通で使える超万能キー。 Excel操作とファイル整理、どちらもF2で効率化できます。

3. Ctrl + Home状態で保存しておく気遣い

Excelでは、保存したときの状態(選択セル・シート)が次回開いたときに再現されます。
そのため、意図がない場合はA1セルにして保存しておくと、他の人が開いたときに見やすいです。

ただし、「次に開く人にここを見てほしい!」という意図がある場合は、あえて他のセルを選択した状態で保存するのが◎。 ※私の場合、更新履歴とかを管理している場合は直近の更新履歴のセルで保存するようにしています。

まとめ

以上、Excelのショートカットキーまとめでした。※後半関係ない話もしていますが 本記事作成しながら、私ももっとショートカットキー知らないといけないな、と思います。

ありがとうございました。