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Apple Magic Keyboard(2022モデル)レビュー

投稿日: 2024-12-28 | カテゴリ: ガジェット

2024の初売りで外部キーボードとしてMagic Keyboard(テンキーレス)とtrackpad(gen3)を購入して、およそ1年が立ちました。 結論としては、自分は買わなくてよかった商品だと思っています。詳しくレビューしていきます。

Magic Keyoboardを購入した背景

大学4年生の卒論の時期に、キーボードを買い換えることでテンションを上げたかったというのが最大の理由です。 そして、数あるキーボードの中からMagic Keyboardに絞った理由は、やはりMacbookとの相性の良さでしょうか。 そして、テンキー付きキーボードは高校生以来ずっと使用してこなかったことと、余計な設置場所を取りたくなかったことからテンキーレスを選択しました。

使ってみた感想

届いて最初に思った感想が、非常に薄く、そしてタイピング感がMacbookのキーボードと少し違うと言うことでした。 一世代前のApple Magic Keyboardも触ったことがあるのですが、それらと比較すると以下のような感じです。 ※私の感想です 深さ:Apple Magic Keyboard(2022モデル)< MacBook Pro M3(私の今のメイン機種) < Apple Magic Keyboard(gen1)

また、Apple Magic Keyboard(2022モデル)はタイピングすると割とカチャカチャ鳴るので、そこが少しおもちゃっぽいと感じました。 次にこのキーボードの良い点と悪い点をまとめます。

良い点

悪い点

以下、使ってみた感想をダラーと書いていきます。

良い点の感想

まず、音量設定と動画再生・停止がキーでできるのはやはり良いです。 touch barは英語の綴りを予測して教えてくれる点において気に入ってはいるものの、やはりキーによる操作ができないのは非常に残念なポイントだと考えています。 そして動画再生・停止キーは必須ではないものの、やはりあると便利です。 touch barを使っていたときは、動作再生・停止キーの代わりとして、Spaceキーを使用していましたが、 それだとウィンドウやタブを動画が再生されている画面に切り替える必要があり、キーによる動画再生・停止の汎用性には劣ります。

次に、キーボードが熱くならない点が良い点です。 fan付きのMacbookを使用したことがある人なら分かると思いますが、Macは排熱をキーボードの隙間から行っていたため、 intel Macbookのように熱を溜めやすい機種において、キーボードの部分が非常に熱くなると言う問題があります。

次に小さく、軽く、持ち運びが可能だが、安定している点があります。 最初に持った時に非常に軽かったので安定しないのではと不安だったが、全くの杞憂でした。 タイピング中にキーボードが動くようなことはなく、非常に安定しています。 ただし、背面のラバーが摩耗していけばこの限りではない気がするので、もし問題が起こるようであればまたレビューしていきたいです。 少なくとも、1年間使った上で特にそういった問題は起こっていません。

次に接続について触れます。 驚いたことに電源を入れてbluetoothに接続するだけで簡単に繋がりました。 前世代のMagic Keyboardでは接続にキー入力が必要だったのでより簡素化したと言えます。

悪い点の感想

購入前から知っていたことですが、とにかくキーボードが浅いです。 最近realforceとhhkbのキーボードを触る機会があったが、あれを触った後にMagic Keyboardを触ると割と残念な気持ちになります。 薄い方がタッチミスが減るような気はするので、それはそれでメリットではあるものの、長時間のタイピングではやはり深いキーの方が使いやすいし触り心地が良いです。

次に左右の矢印キーがとても大きいという問題がある。なぜ、MacBookのキーボードと揃えないのか、、、 Magic Keyboard、MacBookのキーボードどちらも使う身としては、ただただ使いにくい。

またキーボードが光らないもの個人的には残念なポイントです。 外付けキーボードである時点で、ディスクに向かって真剣に仕事をする時用に作られているため光らないのでしょうか? 故に夜中に暗い場所でタイピングするようなシチュエーションは想定されていないのだろう。 ただし、光キーボードのほうがテンションが上がるので、この部分はデメリットに感じています。

その他もろもろ

Magic Keyboard Magic Keyboard

また、購入前に自分が気にしていことがいくつかあったのでそれについて記述します。 上に一世代前のMagic Keyboardとの比較画像です。 一世代前のはjis配列ですが、気にして欲しいのはその形です。 横画像を見ると顕著にみられますが、新しい世代のキーボードは傾斜が小さすぎるのではないかという話があります。 実際、最初タイピングした時は傾斜が小さすぎるなと少し感じたものの、基本的にMacbook付随のキーボードを叩いてきた身としてはすぐに慣れました。

次に充電端子がlightningである問題がありますが、これに関しては結局それほど考慮する必要がないと結論づけました。 理由は自分が、家においてはiphone11、airpods pro(gen1)を使用しており、lightningケーブルにまだ依存した生活を送っているためです。 iphone11もairpods proもメインデバイスとしてはもう使用していないが(メインはpixelとbose)、なんだかんだまだ長持ちしそうではあるし、 このケーブルは別に持ち運ぶわけではないため、自分の場合それほど気にしなくて良いと思っています。 ただし、10年後くらいにはlightningはこの世からなくなっていれば良いとは思っている 笑

番外編:JISとUSキーボード

キーボードの話をしたので、せっかくなのでこの話題にも触れておこうと思います。 結論としては、英語やプログラムをよく書く人には、USキーボードをお勧めできます。

まず英語を書く人に薦める理由としては、シングルクオートがLの右横にあり非常に打ち易いためです。 シングルクオートは英語を書く際に頻出します。I'll。 I'm。 she's。 what's。 etc. Jisではシングルクオートを打つには、shiftキーを推しながら7を押さなければならず、明らか打ちにくいと感じます。

次にプログラムを書く人にも勧める理由としては、= {} + - ; :あたりの記号がUSキーボードは打ちやすい為です。 特に「=」に関しては、USキーボードはspaceキーを押さずに入力が可能です。 他のキーもJisと比べて非常に打ちやすくなっており、例えばUSキーボードでは{} []は両隣に配置されているのに対して、 JISキーボードでは上下に配置されている。 またUSキーボードでは+ -が接するキーに割り当てられているのたいして、JISでは離れたキーに割り当てられている。 こういう所がJISに比べると綺麗だと思うし、使ってみると実際に使いやすいです。

次にUSキーボードのデメリットも勿論あるので挙げておきます。 最大のデメリットは、言語切り替えが面倒である点です。 デフォルトではctr + spaceを押すことで言語切り替えができるが、JISキーボードでは言語切り替えに専用のキーが2つ割り当てられています。 これがJISキーボード最大のメリットであり、これだけでJISを選ぶ理由になりうると思う。 ※⌘英かなというアプリを入れることで、このデメリットは解消できるので、 ctr + spaceの操作がしんどい場合は、これを入れればOKです。私も愛用しています。

余談になるが自分がUSキーボードを使い始めたのは、研究室で配布されるPCがUSキーボードのものしかなかった為です。 使い始めた時は、「海外カブレの研究室で余計な面倒が増えた」と感じていたのですが、使い始めてみてその便利さに驚きました。 仮に英語だけしか使わないのであれば、間違いなくUSキーボードが優れていると言えます。 今回購入したMagic Keyboardは私物なので、USかJISかは選べたが今後USキーボードを沢山使っていきたいと考えていることもあり、USを選びました。 今後PCを買い換える機会がある時も、USになると思います。

最後に

気になることあればコメント下さい。 realforceが安くなったタイミングでそっち買ってメインとして使いたい...