
SIerでの部署配属時は、夜勤がない部署を選ぼう
投稿日: 2025-06-01 | カテゴリ: 雑談先週、人生で初めて夜勤を経験しましたが……正直、かなりキツかったです。 SIerに勤めていると、業務システムのリリース作業はどうしても「顧客が利用しない時間帯」、つまり深夜や土日に行われることが多くなります。 大学時代も夜勤バイトなどの経験はなかったため、今回の夜勤で「やはり自分には合わないな」と実感しました。 この記事ではその体験をもとに、夜勤の実態や注意点をまとめます。 特に、これからSIerで働こうとする新卒の方が部署を選ぶ際の参考になれば幸いです。
夜勤時の仕事内容とは?
夜勤の主な仕事は、リリース作業の立ち会いです。
具体的には、以下のような内容です:
- 指示通りに本番環境へ資材を移行
- テストの実施(事前に用意したテストデータを使うことが多い)
- 万が一の不具合に備えたバックアップ対応(ロールバック含む)
多くの場合、リリース当日の作業内容は事前に決まっており、定型的な作業になります。 また、上流工程のみを担当するSIer企業の場合は、実際の作業は2次受けの企業が行い、プロパー社員は現場で見ているだけというケースも多いです。
「それ、現場にいる意味ある?」と思うかもしれません。
……私もそう思います。
とはいえ、リリース作業は誰がやっても同じ結果になるよう事前準備を整えることが求められます。 つまり、事前準備こそが肝心なのです。
立ち会い社員に決定権がないのって意味あるの?
「コンチプラン(Contingency Plan:不測の事態への対応計画)」の発動判断ができない社員が立ち会っても意味ないのでは?
と思われるかもしれません。
正直、その通りです。
私もそう思っています。
ただし、会社によっては「リリースにはプロパー社員が必ず立ち会うこと」というルールや文化があるため、\ 実際には決定権のない社員が立ち会うことが多いのかなと勝手に思っています。
一方で、立ち会い者には次のような役割も期待されています:
- 作業手順に誤りがないかを確認
- テストが適切に実施されているかを監視
そのためには、リリース内容やテスト内容を理解している必要がありますが、正直なところ新人では難しい場合も多いです。 事前準備自体がしっかりできていれば、立ち会い者によるレビューが不十分でもなんとかなるので、 上記の役割についてちゃんと強調されないのかなと思います。
夜勤作業の何が辛いのか?
本題に戻ります。 夜勤作業の辛い点を以下にまとめます:
- 作業自体が定型的で面白みに欠ける(個人の感想です)
- 夜間作業が体調に大きく影響する(翌日まで引きずる)
「リリース作業」と聞くと、何か重要なミッションのように感じるかもしれませんが、当日の作業自体は定型的な業務です。 リリース立ち会いが「貴重な経験」であることは確かですが、ありがたがりすぎる必要はないと私は思います。 ※補足:リリースまでの準備フェーズは経験が必要な重要工程です。こちらは経験者の力が大きく問われます。
まとめ
SIerにおける夜勤は、主にリリース立ち会いという定型的な作業が中心で、体力的にも精神的にも負担が大きいです。 決定権がない社員が夜間に立ち会っても、大きな判断はできず、現場に「いるだけ」になるケースもあります。 これからSIerに就職・配属を考えている方は、可能であれば夜勤が少ない/ない部署を選ぶことを強くおすすめします。
体験者としてのリアルな声が、誰かの選択の参考になれば嬉しいです。